突然目の前を大きな鳥が横切り
傍の小川に降り立った
『君たちはどう生きるか』に登場するアオサギ
フェニックスの由来となったベヌウ
ベヌウ(またはベンヌ):
『エジプト語の「立ち上がる者(ウェベン)」が由来とされる』[Wikipediaより]
警戒心が強いと言われるそうだが
写真をとろうとゆっくり近づいても飛び立たず
こちらの様子を伺っていた
「お義父さん?」と思わず声をかけた
そういえば先ほど
書類の手続きに区役所へ行ったが
待受番号が88
ダブルインフィニティだったと思い出す
空間の目から送られるサインに
いちいち胸が熱くなる
・
2015年から9年間
どっぷり精神世界に浸かってきて
いつの間にか周囲には
スピリチュアル業界に携わる人達しかいなくなった
そこではしばしば思想の偏りを感じることがあり
妙な選民意識が垣間見えたりした
何年もそこに身を置いていたが
やがて
そこは大きな世界の中の
ほんの一握りの狭い世界だと解った
昨年春に次男の受験が終わり
さて、次は長女の受験に向けて、、と
5月に三重を出て
東京に来てからほぼ一年経つ
2015年に訪問看護を辞職してから
長らく一般社会人をご無沙汰していたので
今の社会の若者や
子どもたちやその親たちが
どんな生き方や考え方をしているのかを
知りたいと思い
若者や外国人が集うシェアハウスに住み込み
看護以外にもいくつかの職場に潜り込んだ
我ながら毎日がむしゃらによく働いた
一般社会ではほとんどの人達が
精神世界とは無縁の毎日を送っている
今生きているこの社会が
いつ頃からどのように組織され
どのように動いているのか
その中での自分たちの立ち位置はどこか
なんてことにあまり関心もなく
目の前に現れている画一的な景色を眺めている
でも彼らはパワーと希望に満ちていて
大きく変化してゆくこの社会の中で
素直に柔軟に生きている
特にシェアハウスの若者たちは
お互いに影響し合い
日々を楽しんだり
何かを生み出したり
共同生活をしながら創造的に生きている
彼らは
シェアハウスから去ることを『卒業』と呼び
お互いの成長を祝う
・
人生において
何かしらの『事件』が起きたときに
見えなかったものが見えてくるのだけど
彼らにも『事件』は起きていて
そこに精神世界・哲学を少し差し込むと
意識が広がり道が開ける
具体的には例えば
タロットや占星学や潜在意識のことに触れて
彼らの『事件』を違う角度から見てみたり
例えば形而上学的な仕組みと
そこでの座標を知る
このような機会を得て
空間と仲良くなると
人生の波乗りは楽しくなる
・
私にも『事件』はたくさん起きた
看護師として医療現場で見たものや
結婚子育てで体験してきたもの
2011年の震災からの別居や離婚
子どもたちの不登校や大病を通して
この国や世界の歴史や
そこから生まれた仕組みを理解した
そして
自分の生きる姿が客観的に見えてくる
・
お弁当はあまおうとつくね弁当
ゴールデンウィークは学校はカレンダー通りで
今週は賑やかなことに
子どもたちの友だちのお泊まり大会がつづく
なぜか今の住居を
パリのアパルトマンと思い込んでしまうのは
この大型フレームのせいだけではないようだ
パリとここにシンクロがあり
そしてそれがまた
古代エジプトにも壮大に繋がる
と、アオサギ、ベヌウに還る