『22を超えてゆけ』について

f:id:yoomayu:20240411163303j:image

てまえみそだが

美味いボロネーゼに舌鼓

桜吹雪の舞う中

ふと

通りの面格子の美しさに目をやる

f:id:yoomayu:20240411163314j:image

日蝕の空間はパワフルで

本能がフル回転

過去記事に『22を超えてゆけ』について

次のように書いている

▼▼


▲▲

『22を超えてゆけ』シリーズは全部で4巻ある。

それぞれの次元で夢を解析してゆく手法を

数字やカタチや言語などに

メタファーを映し出して伝える。

第1巻は主に1〜4までのフェーズから

少し5に足をかけるところまでの旅。

第2巻は題名にある

『6と7の架け橋〜太陽の国へ』のとおり

5・6・7のフェーズの旅をつづる。

第3・4巻は上下巻になっており

太陽の国8へ突入し

数字とカタチと言語を

プラトン立体の5つのエレメントで表現する。

幾何学・物理・天文学・地学・音楽・

医学・発生学、、、、

あらゆる分野に通ずる共通言語を

著者の神秘体験から始めた『夢の分析』という手法で

主人公マヤの時空冒険物語に乗せて

解説してゆく。

綿棒多面体ワークでは

この物語の流れを確認することができる。

文章は一行たりとも見逃したくない程精密で

読むたびに新たな発見があり

自己の意識がどのくらい広がったのかを

知るものさしにもなる。

この本が目の前に差し出されたのは

2017年2月2日の朝8:00だった

ふと目の前に差し出された本を読み始めたら

圧倒的な内容に一気に引き込まれ

あぁ、生まれてきてよかった、と歓喜した。

著者の辻麻里子さんにお会いしたかったけれど

友人づてに

このあとすぐに亡くなられたのを内密に知った。

亡くなられたのは2017年5月12日だったそうだ。

10日後の5月21日の私の誕生日は

神戸で過ごしたのを覚えている。

まさにその頃だ。

幾何学の面白さを伝えたいと

幾何学講座を始めたばかりの頃だったので

あぁ、遅かったか、、、と悔やんだ。

亡くなられたショックは大きかったけれど

運命的なミチヒラキを強く感じて

ますます本の解読にのめり込んだ。

講座を始めた頃

プラトン立体の解説をすると

参加者のある芸術家の男性に

「これは建築や美術作品に

どのように役立てればよいか」

と言うようなことを聞かれた。

つまりこれらの形を建築や絵の中に入れる等

その効果を期待しているのだなと思ったのだけれど

あぁ、ちょっと違う、

そうではない、と思いながら

当時はうまく説明できなかった。

古来より宗教的な建築や教義に

幾何学は取り入れられている。

スピリチュアル業界でもてはやされる

フラワー・オブ・ライフ

メタトロンキューブやバッキーボールなど

いろいろなご利益グッズなどもある。

イギリスのストーン・ヘンジや

日本の秋田の太陽環状列石などの遺跡でも

そのパワーを利用した建造物が残されている。

カタチをアクティベートする

ヒーリングやエネルギーワークなどもある。

でもそれらの目に見えるところの表現は

間違ってはいないのだけれど

幾何学のほんの一部の表現である。

これは意識の仕組み

宇宙の原理の表現の一部であって

この幾何学的意識(?)の配線がつながることで

一点をみつめることも

広角の鷹の目をもつこともできる

宇宙原理を俯瞰し

宇宙の目そのものにもどる思考感覚。

パワーを得るとか

選ばれしモノの収穫やアセンションとか

王族のマークとか

なにか大それたモノで

特別恭しく持ち上げられるものでもない。

身近な日常の些細な現象にあらわれた

それらの粋な表現を美しく愉快なモノだと

共に目撃したモノたちと共有するような

普段着的に魂に纏う感覚そのものなのだ。

 

#22を超えてゆけ

#辻麻里子